ロックダウンは情報に過ぎない

ニュージーランドは今日から、オークランド地域以外はアラートレベルがLevel 2 にさげられた。

Level 2 になると、学校の対面授業も始まるし、カフェやレストランもオープンする。また、図書館やスイミングプール、ジムなどの施設も使えるようになるので、マスク着用などのルールはあるものの、日常生活が戻ってきたといえる。

8月17日に約半年ぶりに市中感染者が1人確認されて数時間後には全土でロックダウンになったときには、さすがに多くの人が、これからどうなるのだろうと不安になったし、ロックダウンが延長された時にはみんな気が滅入った。

でも、ロックダウン中の生活のある日のある瞬間を見てみると、家族みんなが家にいて、それぞれ本を読んでいたり、ネットを見ていたり、家事をしていたり、普段の休みの日の一コマと変わらない「日常」がそこにあった。

アラートレベルが上がり、ロックダウンになって、それが海外でも報道されて、みんな大変だと感じたけれど、実はある日のある瞬間の生活は、以前と全く変わっていなかった。

ロックダウンだと思うと、なんだか不安だし、気も滅入るし、大変だという気持になるけれど、実はある日のある瞬間の個人の生活は、ロックダウン前の休日と同じものがそこにあった。

そう考えてみると、ロックダウンやアラートレベルなどというのは、自分の生活の中に入ってきてそれを脅かす確固たる事実というものではなくて、自分自身の外側にある単なる情報に過ぎないことがわかる。

でも人々は、その情報に踊らされ、自分の内側にある気持さえ大きな影響を受ける。ある日の日常は以前と全く変わっていないのに、自分自身が、家族が、生活が、人生が、大きく変わってしまった、などと思い込む。

確かに、人々の行動が変わり、社会のルールが変わり、行動の制限が加わると、いろんなものが変化するだろう。

でも、そんな情報を毎日眺めていることで、実は何も変わっていない、自分自身や家族や毎日の生活の一コマまで、何もかも変わってしまったと思い込む必要はないだろう。そう思い込むことで逆に自分が変わってしまう。

どこからどこまでが情報で、どこからどこまでが事実で、それらが自分自身にどう影響を与えているのか。なんだか大変だと思い込むことで、逆に自分の気持が変わってしまっているのではないか。

そんなことを一度考えてみてもいいのかもしれない。

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