留学生のNZ滞在が3年目に
今、ニュージーランドで留学を続けている人たちは、滞在がもう2年間を超えようとしている。
中学高校留学生や大学留学生、語学留学生などは、遅くても2020年の3月までにニュージーランドに入国した人がほとんどだ。中学高校留学生なら1月末にはすでに入国していた。
そのあとロックダウンになって、NZ国籍や永住権を持たない人の入国が制限された。
それから約2年。一部の例外を除いて、学生ビザ保持者を含む短期ビザを持つ人たちのニュージーランドへの入国は厳しく制限されている。だから、ニュージーランドに学生ビザで滞在している留学生が一度国外に出ると、再入国できない状態が続いている。
たとえば弊社の中学高校留学生の中には、現在16歳の人もいるけれど、14歳のときにニュージーランドに入国してからずっと日本に帰っていない。家族にも友達にも直接会ってないし、日本で行きたいところにも行ってないし、日本でおいしい日本食を食べてもいない。
そして来週からまた今年の学年が始まる。
4月30日から段階的に入国制限が緩和されることがアナウンスされているから、計画通りに進んで入国制限が緩和されたらすぐに日本に一時帰国するということももちろんできるだろう。でも彼ら彼女らと話してみると、それは現実的ではないという。
学校が始まると、勉強も忙しくなる。特に、ニュージーランドの大学に進学を希望している中学高校留学生たちは、University Entrance と呼ばれる単位をコツコツと取得していく必要がある。そのためには、きちんと授業に出て、放課後や週末は自分で勉強をして、課題を提出し、11月の学年末の全国統一試験を受験しなければならない。
日本に一時帰国するのであれば、最低でも2週間程度は必要だろう。その2週間をどこでとるのか、勉強に影響はしないか、そこも考えて判断する必要がある。
また、ラグビー中学高校留学生たちは、4月からラグビーシーズンが始まる。その前の2月3月にはプレシーズントレーニングがあって、そこでの状態によってその年の所属チームが決まる。だから、プレシーズンから、コーチに認められるためにきちんと練習に参加することはもちろん、他の選手たちよりも実力がある、ポテンシャルを持っていることを示す必要があるのだ。
そして本格的にシーズンが始まったら集中してトレーニングをしなければならないし、毎週末行われる試合で実力を発揮することも求められる。15人制のシーズンは8月中旬まで続くし、地域の代表に選ばれたら10月まで練習と試合がある。もしセブンズをやるのなら10月から12月まではまたトレーニングと試合だ。
その中で日本に一時帰国することで、モチベーションや気持が切れたり、体の調子を崩したりするリスクを考えると、それはできないだろうというのが、彼らの判断だ。
ほんとうは帰りたい気持ちでいっぱいだろう。家族や友達にも会いたいし、おいしい日本食も食べたいし、行きたいところもあるだろうし、のんびりした時間も過ごしたいだろう。
でも、それよりも、目の前の留学生活を充実させて、結果をだすことを彼ら彼女らは選ぶのだ。
大学留学生も語学留学生も同じだ。1年に1回くらい日本に帰る予定で留学を始めたのに、2年間以上帰れない。精神的にかなりきついだろう。
でも、そこをなんとか自分で持ち直して、目標を明確にして、それを持ち続け、自分でモチベーションを上げて、毎日笑顔で過ごす。
今、ニュージーランドで留学を続けている人たちは、そんなすごい人たちばかりなのだ。
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弊社では、現在NZで留学を続けている留学生達の現地サポートとあわせて、大学留学、中学高校留学、語学留学などすべての留学プログラムのお問い合わせとお申し込みの受付を承っています。
2022年4月30日から段階的に、一定の条件のもと、入国制限が緩和されることが発表されています。
今後、入国制限の緩和の具体的な日程や、学生ビザのNZ国外からの申請受付の詳細が発表されると、お申し込みやビザ申請が一度に集中することも予想されます。 留学をお考えの方は、今が情報を収集する最もいいタイミングです。
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