デイライトセービングが終わって一週間
ニュージーランドのデイライトセービング、いわゆるサマータイムが4月3日(日)で終わって、約一週間が過ぎた。
デイライトセービングが終わる前の日には、寝る前に時計を1時間戻すので、4月3日は一日25時間あることになる。つまり、前日までの正午が午前11時になる。
最初の2~3日は、朝いつも起きる時間より1時間早く目が覚めたり、午前11時ころになるとお腹がすいてきたり、いつもより早く眠くなったりする。けれど、一週間も経てば、今の時間に身体が慣れてくる。
ニュージーランドのデイライトセービングは、現在は毎年9月の最終日曜日に始まり、4月第一日曜日に終わるから、一年のうち半分以上を占める。だから、デイライトセービングの期間が特別なのか、デイライトセービングでない期間が特別なのかわからなくて、デイライトセービングという普通の時間帯での生活があって、デイライトセービングでない特別な期間がある、と言ってもいいかもしれない。
毎年二回、時計の時間を進めたり戻したりすると、身体に負担がかかるという人もいる。確かに、お年寄りや、身体が弱い人や、小さいお子さんにとっては、少しきついかもしれない。
でも、日が長いときには、ロトルアでも夜9時ころまで明るいし、ダニーデンなどでは10時ころでもまだ明るい生活は、最高気温も30度くらいまでしか上がらず、湿度も低いニュージーランドは、最高の夏の生活だと感じる。
実はニュージーランドのデイライトセービングは、2006年までは、10月第一日曜日から3月最終日曜日までと、今よりも少し短かったのが、2007年から今の日程に延長された。その後2008年に行われたアンケートでは、82%が延長に肯定的で、否定的な意見は11%程度だったとのことだ。
また、デイライトセービング自体には、72%が強く肯定的だったのに対して、わずか6%が否定的だったそうだ。
今後またデイライトセービングについて賛否が分かれて、期間やデイライトセービング自体をどうするのか議論されるかもしれない。でもそのときには、もう一年中デイライトセービングの時間帯でも良いのではないか、という意見も出てくるだろう。
日本でもサマータイム導入の議論も行われているようだけれど、積極的に導入に向けて動く様子は見られない。でも、ニュージーランドで生活をしていると、デイライトセービングもなかなか良いものだとも思う。
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