NZのテレビコマーシャルも変わっていくのだろう

最近日本でもビールや地域の観光の広告に批判が出たりしているけれど、昨日のニュースで、「イギリスの広告基準協議会(ASA:Advertising Standards Authority)が7月18日、広告における男女の固定観念を調べたレポートで、「男女の役割を押し付けるような広告を、さらに規制する必要があると判断した」と発表した。」という記事があった。

これはニュージーランドのオンラインニュースでも取り上げられていて、「NZ ads likely to be banned under UK's new advertising standards」と、今までのニュージーランドの広告にはこのUK基準に合わないものがあるかも、と、いくつかのテレビコマーシャルをピックアップしている。

これからのテレビやネットの広告の基準がさらに厳しくなっていくのは間違いないだろうけれど、その基準をどこに求め、誰がその基準を設定するのか、という問題もある。また、全てにおいて「ステレオタイプかどうか」をチェックして行くと、ステレオタイプをやめるというステレオタイプになってしまうようにも思う。

おそらくニュージーランドでもいろんな議論がこれから起こり、これからの広告作成基準にも影響して行くのだろう。

ただニュージーランドのテレビコマーシャルは日本の感覚とは少し違っていて、「なんだこれは?」というものもたくさんある。有名なのはNZTransport Agencyの交通安全広告だろう。これを見ると、もう運転中にスマホは触らないとか、絶対にスピード違反はしない、とか、絶対にお酒を飲んで運転するのはやめよう、と心に誓うと思う。これらの広告もだんだん変わっていくのかもしれない。

「イギリスで広告の性差別をなくす規制を導入へ「お母さんだけが家事をしているCMはダメ」」

「NZ ads likely to be banned under UK's new advertising standards」

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