日本の進む方向

毎朝、日本のニュースは必ずチェックするようにしている。チェックするのは、日本の新聞や雑誌のインターネット情報が主だ。それに加えて、ブログやツイッター、Facebook などの情報もできるだけ見て、日本の情報をできるだけ頭に入れるようにしている。もちろん、Email などで直接日本の友達や知り合いとコミュニケーションして、そこからもいろんな情報を得ている。

でも、それらの情報をいくら集めても、やはり、ニュージーランドにいて日本のことを全て理解するのは難しいと感じている。言い換えれば、いくら日本の情報をニュージーランドで集めても、日本で暮らしている人と同じ匂いや感覚を感じることが難しい。

そしてこの思いは、3.11以降さらに強くなった。たくさんの日本の情報に触れれば触れるほど、日本で暮らしている人々の感覚や匂いを感じられなくなってくる。情報に触れると、余計に混乱する。日本の人々が何を感じ、何を考え、何をしようとしているのか、わからなくなってくる。

それは、同じ事柄をめぐっても、情報元が違えば全く異なる感覚で受け止めることができるからかもしれない。また、私がピックアップする情報に偏りがあるのかもしれない。

でも、ひょっとしたら日本にいても、同じように感じている方がいるのではないか、とも思う。日々のニュースを見ていたら、今までだと、日本はこういう方向に進んでいっているのか、とか、日本の人々は今こんなことを考えたり感じたりしているのか、とか、そういうものが、漠然とでも感じることができた。でも今は、混沌とした感覚や匂いを強く感じる。日本にいてそういうことは、ないのだろうか?特に、3.11以降、そういったことを感じている方はいないだろうか?

日本に、何か大きなうねりのようなものを感じるのは、海外に暮らしているからなのだろうか。もう少し時間が経てばわかるのかもしれない。

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