ランチパーティで百人一首
昨日の日曜日はまた、ロトルアにいる留学生をうちに呼んでランチパーティをした。6月中旬ということもあり、全員が1年以上滞在予定の長期留学生だ。多くの学生はもう何度もうちに来ているので、勝手知ったるで、みんなランチの準備や後片付けもよく手伝ってくれた。招く私たちもすごく楽だ。
雨上がりで庭で遊べなかったので、みんなで百人一首と坊主めくりをした。この昔ながらのアナログで古風なゲームが、意外なことに平成生まれの高校留学生達にものすごく受けて、盛り上がった。坊主めくりは地方によって何種類かのルールがあるようだが、単純でわかりやすいルールのほうが大人数の場合は盛り上がるのかもしれない。百人一首も、上の句を読んだだけで反応する学生もいれば、どこから下の句になるのかよくわからないという人もいて、面白かった。終わった後はみんな肩で息をするくらい一生懸命ゲームをした。iPodTouch のアプリのゲームで普段は遊んでいる学生達だが、みんなでやるアナログゲームにも真剣に楽しむ姿勢は、少し感動を覚えるくらいだった。
みんなの笑顔を見ていて、やはり弊社は留学生とその親御さん達に本当に恵まれていると感じた。普段は放課後一生懸命TOEICや受験の勉強に励んでいる学生もいれば、日本ではしていなかった趣味に打ち込む学生もいる。またラグビー留学生達は今はシーズンで練習に励んでいる。みんなそれぞれ孤独を感じたり、英語で苦労したり、いろんな悩みを抱えながら毎日がんばっている。だからこそ、いろんな学校に通う留学生達がたまに集まって、日本語で話をして、日本の食事を食べ、日本の遊びをすると、リラックスして楽しく盛り上がることができるのだろう。また、彼ら、彼女らが私達を信頼してくれていることが伝わってくることも、とてもうれしく感じる。
みんなで集まった日の様子は写真をつけて日本の親御さんに簡単にだけれど、ご報告をしている。お送りしている写真をいつも楽しみにしています、と返信をいただくとすごくうれしい。
帰り際、みんなを送っていく車の前でもまだまだみんな話が尽きない。空を見上げて月を見たり、鬼ごっこをしたり、名残惜しそうにだれも車に乗ろうとしない。楽しそうな彼らの笑顔を見ると、またたまにうちに集まってもらおう、と思う。
留学生の一人が、次はみんなでキャンプをしよう、と言った。暖かくなったら一度みんなで行ってみようかとも思っている。
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