ダイアリーに何かを書く時には

仕事場には、1日分が1ページになっている2010年のダイアリーが置いてある。通常の予定はほとんどデータにして、パソコンや持ち運びできるディバイスに入れてあるが、ちょっとしたその日の予定や覚書などは、ペンを使ってそのダイアリーに自分で書き込むようにしている。

先日、今年の1月からの自分で書いた予定やメモをざっと見直してみた。もともと字は乱雑なほうだが、他人が見たら何が書いてあるのか全くわからないであろう、かなり読みづらい文字が並んでいる。自分で読んでも何のことだかわからないものもある。

ただ、見ていて気づいたのは、忙しくて予定がたくさんある日の文字が必ずしも読みづらいということではないことだ。確かに、たくさん予定が入っていたり、大量のメモを残している日の自分で書いた文字は、早く書こうとして乱雑なものも多い。でも、比較的時間に余裕がある日でも、書きなぐりのような文字も見られるし、この日は1分を争うような忙しさだったと記憶している日でも、きちんとした文字を書いている場合もある。

よく見てみると、仕事の忙しさにかかわらず、効率よく仕事をうまくこなせた日に書いている文字は比較的丁寧で読みやすく、時間があっても仕事がうまく進まなかった日に書いてある文字は乱雑な場合が多い。逆に言えば、ダイアリーに自分で書いた文字が丁寧で読みやすい日は、仕事がはかどった日だと言える。

それをもう少し進めて考えると、きちんと丁寧に文字を書けば、仕事も効率よく進むのではないかと思う。仕事に追われて気持ちが焦ると文字が乱れるのならば、ゆっくりと落ち着いて丁寧に文字を書くことで、その気持ちを落ち着かせることができ、それが仕事の効率化にもつながるかもしれない。

とりあえず今日から、ダイアリーに何かを書く時には、落ち着いてゆっくりと丁寧に文字を書いてみようと思う。

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