古い靴下が一足だけ落ちていた
昨日、ワイアリキ・インスティチュート・オブ・テクノロジー(ワイアリキ・ポリテクニック)に行ったら、3階の図書館へ通じる階段の途中に、黒い男物の古い靴下が一足だけ落ちていた。
思わず立ち止まってじっと見入ってしまった。
どう見ても、男物の履いた形跡のある靴下で、ちょうど足から抜け出たような形で階段の上に落ちていた。足を入れるところはぽっかりと開いているし、かかとは突き出ているし、つま先は少し上を向いている。
たまに赤ん坊の靴下が片方だけ落ちているのを街で見かけることがあるが、大人の靴下が、しかも学校の図書館に続く階段に落ちているのを目撃するのは、生まれて初めてだ。
帰りにはもうなくなっていた。
一体なんだったのだろう。人生、たまに科学では証明できないようなことが起こる。
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