どのように英語を習得していくか

ニュージーランドで暮らしていると、どのように英語を習得していくか、ということに関心を持たざるを得ない。特に、留学の仕事をしていると、日々英語習得に関して考える。

そして、第二言語としての英語習得について考えるとき、第一言語の習得方法はどうなのだろうと考える。自分が第一言語を習得した要領で第二言語である英語を習得できれば、両方ともネイティブのように使いこなせるのではないか、と誰しもが考える。

3歳の娘が、どのように日本語を習得していくのかを見ていると、とても興味深い。以前にこのブログでも書いたが、当然最初は音から入る。文字はその後だ。言葉を全て耳で聞いて覚えていく。間違っても気にせずに何度も繰り返して言う。だから最初は耳で聞いた言葉以外はしゃべらない。でも、ある一定の日本語を習得したら、今度はいろんな言葉を組み合わせたりして、一度も聞いたことのない言葉やフレーズを自分で作るようになる。そして、言葉遊びに興味を持つようになる。そこまでくれば、後は自分でどんどん言葉を覚えていく。

ただ、音で言葉を覚えていると、思わぬ落とし穴もある。先日、娘が日本に電話をかけたいと言い出した。そのこと自体は問題ないのだが、よく聞いてみると、「日本に電話をかけたい」と言っているのではなくて、「日本にでんまをかけたい」と言っていることに気がついた。最初から「でんわ」のことを「でんま」と覚えていたようだ。とりあえず、そのままにしておいたが、いつか自分で「でんわ」だと気づく日が来るのだろう。

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