昨日、虹を見ました

昨日、語学留学中の学生からメールがきた。

語学留学中の学生とは、メールで連絡を取ることも多い。携帯電話は、授業中はかけることができないし、ホームステイ先では部屋に置いておくことも多いので、タイミングよくつながることが少ない。それに比べて、全ての語学学校にはパソコンがあって、インターネットに接続できるので、朝、登校したときや、昼休み、放課後などにメールチェックをすることが多く、平日はメールの方が連絡が取りやすいこともある。

メールには、昨日、虹を見ました、と書いてあった。虹全体を見たのは初めてで、感動した、とも書いてあった。こういうメールはもらってとてもうれしい。遠い日本から一人で留学にやってきて、寂しかったり、うまく行かなかったり、悩んだり、そして、うれしいことがあったり、成長したりする留学生活の中で、ふと、雨上がりに空を見上げると虹が掛かっていて、それも両端が地面から出ているような大きな虹で、それに感動したと伝えてくれた。そのとき、ひょっとしたら、彼女はニュージーランドに来てよかったな、と思ったかもしれないし、笑顔がこぼれたかもしれない。それを考えると、こちらまで笑顔になるし、それをメールで知らせてくれたことに、私が感動する。

虹を見た。そして、その感動を伝えてくれた。それだけのことで、すごく暖かい気持ちになれる。

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