日本と言えば
ニュージーランドの高校のYear 9の社会の授業で、日本について学ぶ項目がある。
ニュージーランドの高校は先生が一方的に教えるだけではなく、生徒自身がリサーチをすることが多い。この日本ついての項目も、最初にどんなことについて学ぶのかが提示され、ある程度自分で事前に調べてくることが求められる。
日本についての授業を始める前に、生徒自身が調べてくることには、次のような項目がある。
1.日本はどこにあるのか。日本にはおおよそいくつの島があるのか。それらの島のうちメインの島々はなんと呼ばれているのか。日本の気候はどのようなものか。大きな都市の名前にはどんなものがあるのか。
2.サムライについて。サムライとは何か。いつの時代の人達か。サムライは何をしていたのか。サムライの伝統にはどんなものがあるのか。何を着ていたのか。
3.習慣、風習について。どんなものがあるのか。食事。宗教。ニュージーランドとの違い。
4.原爆について。落とされた二つの都市はどこか。どんなダメージがあったのか。
5.自然災害について。今までの大きな自然災害はどんなものがあるか。どんなダメージを受けたのか。
授業は何回か行われるけれど、その前に生徒達は自分でこんなことを調べてくる。
日本と言えばサムライ、というのはわからなくはないし、ニュージーランドとの文化の違いを学ぶのは興味深いと思う。また、8月から9月にかけての授業ということもあったのか、原爆についても一つの項目になっている。そして最近は、自然災害が日本について学ぶときの一つの項目としてあげられている。
ニュージーランドでは、13歳から14歳の年齢で日本についてこんな視点から学ぶ。日本について全く興味がなかった生徒達は、こんな項目を通して日本をイメージしていくことになるのだろう。
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