ルーティーンを続けるのもいいけれど
ルーティーンを生活の中に取り入れるといい、といわれる。
ビルゲイツ氏やバラクオバマ氏なども、ルーティーンを大切にしていたそうだ。
起きてからすぐの行動、仕事を始める前や仕事中、勉強、スポーツ、大舞台に臨む時など、ルーティーンを行うことで、パフォーマンスが上がると言われる。
スポーツでいえば、イチロー選手がバッターボックスで行うルーティーンや、オールブラックスのダミアンマッケンジー選手のゴールキック前のルーティーンが有名だし、芸能人や政治家などでも、毎日決まったルーティーンを行う人も多いようだ。
ルーティーンを行うことで、精神的な安定を得ることができ、体の動きを自動化することでミスなどをなくす効果もあるらしい。
確かに、繰り返し同じ行動をとることで、頭の中を楽にした上で決まった行動を正確にできるから、精神的にも肉体的にも負担は少なくなるだろう。しかもそれを毎日の生活で何度も行うのだから、やるのとやらないのでは大きな差がでるだろう。
でも、繰り返し同じ行動をとるということは、そこに変化が起こらないということでもある。
なるほど毎日の生活のルーティーンを数ヶ月や数年続けるのは効果的かもしれない。でも十年も経てば、その人も生活も環境も、考え方も感じ方も、そして体も変わるから、どこかずれてくることもあるように思う。
だから、ルーティーンは、いつかどこかのタイミングで壊してみるのがいいのではないかと思う。だってその人自身が変化していて、環境も変わっているのだから、ルーティーンだけ固定化しているのはどこか変だろう。
もしうまくそれまでのルーティーンを壊して、また新しいルーティーンを作ることができれば、そこからさらに人は成長するように思う。
有名な人で、何年も何年もずっとルーティーンを続けているという人は、もしかすると、定期的に自分のルーティーンを見直し、自分に合わせて変化させているのかもしれない。
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