赤い服のコーチ
先日留学生に会いにクライストチャーチに行った時、セントビーズカレッジのタッチラグビーの試合を観た。
第一学期が始まってすぐのYear 9 の学生達のタッチラグビーだったので、どちらかと言えば楽しみのためにやっているソーシャルなチームだ。でも対戦相手は市内のラグビー強豪高校だった。
30分間くらい両チームがアップをして、それぞれの学校から2チーム作って2つのグラウンドで試合をしていた。日本から来て留学を始めてまだ1ヶ月の12歳の留学生も、チームメイトと一緒にボールを追いかけていた。
セントビーズは紺色、相手チームは水色のユニフォームだったのだけれど、その中で一人真っ赤な服を着た人がコートの中を一緒に走っていた。セントビーズのYear 9 のタッチラグビーのコーチで、レフリーとして試合の中に入っていたのだけれど、真っ赤な服はワンピースで、しかも裸足で、選手に指示を出しながら走っているその人は女性のコーチだった。後で話を聞いてみると、セントビーズの学校の先生で、Year 9 とYear 10 のタッチラグビーのコーチをしていて、ご自身も南島の南部で以前はラグビーをやっていたそうだ。
日本では高校の女性のラグビーコーチはほとんどいらっしゃらないと思うけれど、ニュージーランドでも、タッチラグビーとはいえ、男子高校のラグビーのコーチをしている女性は珍しいのではないだろうか。
こんなところにも、ラグビー王国の一端を垣間見ることができた。
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