個性をそのままストレートに出せばいい

高校生がニュージーランドで留学生活を始めると、最初は多くの学生が周囲の人のことを必要以上に気にする。

「みんなは、どうしているのですか?」とか「他の人は、なんて言っているのですか?」などと、自分の行動や自分の考えを表に出す前に、周囲の人の行動や考えを聞いてそれを基準にしようとする。

でも私達が、「他の人達はそれぞれいろいろなことをして、それぞれの考えで動いているけれど、あなたはどうしたいのですか?」などと聞いていると、だんだん自分の考えや行動を表に出すようになってくる。

今までたくさんの留学生を見てきたけれど、彼ら彼女らはほんとうはみんなとても個性的だ。それぞれの留学生がそれぞれのいいところを持っている。

でも、最初はなかなかそれを表に出さないように、自分自身で無意識に規制をかけているように見える。日本では、自分の考えや自分の行動を、そのままストレートに表に出せないのかもしれない。

でも、せっかくすばらしく個性的な人達なのだから、日本から離れて留学に来ている時くらいは、その個性を思いっきり出せばいいのだ。

ひょっとしたら周囲から反発を受けるかもしれないし、全員からは好かれないかもしれない。でも、その個性を「いいね!」と言ってくれる人も必ずいるし、少なくとも持っているその個性を受け入れようとしてくれる人はたくさんいる。

だから、最初は慣れないかもしれないし、怖いかもしれないけれど、留学に来たら、自分が考えていること、自分がやろうとしていること、そして自分が持っている個性を、ストレートに表現すればいいと思う。

そして誰がなんと言おうと、私達は彼ら彼女らの個性を受け入れるし、そんな個性的な人達が大好きだ。

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