どうもうまく行かないと感じたときには

大人になってからでも、いろんな場面で、どうもうまくいかないということがある。

大人でもそうなのだから、中学高校留学生ならなおさらだろう。遠く離れた国に一人でやってきて、言葉もわからず、文化も違い、どこに何があるのかいつ何が行われるのかもあやふやで、何をどうしていいのかわからない。

そんな霧の中を目隠しで歩いているような状態で、自分ができるだけのことをやってみてもどうもうまくいかない。

自分が設定したゴールに向かって全然進んでないように感じたり、目の前のやるべきことがわからなかったり、一生懸命やっていても成果が出なかったり、そんなことがある。

大人でも同じだ。

それはおそらく「見えてない」からだと思う。見えるというのは目で見えるだけではなく、頭で理解しているかどうか、知識があるかどうか、ということも含むだろう。

留学生活を始めたばかりの留学生は、目で見えている範囲も限られているし、頭で理解できない部分も多く、知識もない。だからうまく進まない。

大人でも同じだろう。

きっといろんなことが「見えてない」のだ。

だったら、見えるようにすればいい。どうすれば見えるようになるかと考えてみると、それはやはり視点を少しでも高いところに上げてみることだと思う。

目の前のことだけではなく周囲のことも視界にいれる。周囲の人達、周囲の場所、周囲の環境、周囲の文化、周囲のやり方、周囲のコミュニケーション。そんなものをできるだけ視界にいれるように、視点を上げる。

視点を上げると、霧が晴れるように見えてくるものがある。そして今まで見えていなかったものが見えてきたら、それを理解し、その理解をもとに動いてみる。

そうすると、今までと行動が少し変わるだろうし、その結果も変わってくるだろう。

今、なんだからどうもうまくいかないと感じている留学生がもしいたら、少し視点を上げてみると何かが動き出すかもしれない。

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