自分勝手な者同士で生きていく

自分勝手だけれどそれに本人が気がついていない人が周囲にいたとき、「あの人は自分勝手だけれど、それにさえ気がついてないね」と指摘する。

そして、人に対してそんな指摘をする人は、自分は自分勝手ではないと思っている。

けれど、人に対してそんな指摘をする人が実は自分勝手だった場合、「自分勝手な人に向かって、あの人は自分勝手だけれどそれに気がついていない、と指摘するという自分勝手さに、指摘している当人も気がついてないくらい、その人自身も自分勝手だ」ということになる。

そして、こんなことを書いている私も自分勝手だとすると、自分勝手の指摘は、無限ループに入っていく。

少し進めて考えてみると、人間だれでも自分勝手で、その自分勝手さに当人は気がついてない、と言えるかもしれない。

そうであるならば、自分勝手が悪いのではなく、自分勝手だと人のことを指摘することがよくないのだろう。そして、あの人は自分が自分勝手なことにさえ気がついてないと指摘するのは、なおさらよくない。だって、指摘している人も自分勝手で、それに気がついていないのだから。

だったら、すべての人が自分勝手であることを前提として、コミュニケーションをしていくべきだろう。人の自分勝手さを、その自覚の無さを、指摘するのではなく、誰もが自分勝手であることをお互いに受け入れて、自分勝手な者同士で生きて行く。

そんな社会のほうが、生きやすいと思う。

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