NZもデジタル放送に移行
日本はすでにデジタルテレビへの移行が完了しているようだが、ニュージーランドでもテレビ放送のデジタル化が進んでいる。そして、3日後の12月1日日曜日から、オークランド、ワイカト、ベイオブプレンティ、ノースランド地域がデジタル放送に移行して、ニュージーランド全土のデジタル化が完了する。
ニュージーランドのテレビ放送のデジタル化については、GoingDegital.co.nz ( www.goingdigital.co.nz )というウエブサイトで詳しい説明があるし、アナログ放送のコマーシャルでも、デジタルに移行してください、という内容のものが流れる。
アナログ放送用の古いテレビしか持っていないお宅でも、UHFまたはVHFのテレビアンテナにSet Top Box というデジタル放送用のチューナーをセットすれば、テレビを買い換えなくても、SkyTVやFreeview 、Igloo などの放送が見られるし、デジタル放送対応の新しいテレビ(Integrated TV)を買っても見られる。おそらく、すでにほとんどの家庭では、デジタル放送受信の準備ができているのだと思うが、ここはニュージーランド。「とりあえず見られなくなってから考える」という人もいるかもしれない。
古いものを大切に使う人が多いニュージーランドだから、わざわざ新しいテレビを買うよりもデジタル用のチューナーを買う人も多いだろうし、これを機会に新しいテレビが飛ぶように売れる、という現象が起こっているようには見えない。どちらかといえば、静かにデジタルへの移行が進んでいる、という印象だ。
12月1日からは、今まで見ていたアナログ放送が見られなくなるのだと思うが、写らなくなったテレビを見て、「テレビが故障した」と電器屋さんに電話をかける人もきっといると思う。
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