クライストチャーチは元気です
先週、クイーンズタウンで行われた、ニュージーランドの教育関係の方々の集まりに参加させていただいて、ニュージーランド各地の高校、ポリテク、語学学校などの先生やスタッフの方々にお会いする機会があった。そこで、クライストチャーチの人達にもたくさんお会いして話をすることができた。
先日は、クライストチャーチの地震から1年目の追悼式典が行われていたり、市内中心部にあった大聖堂の取り壊しが決定したというニュースが流れていた。ニュージーランド国内では、新聞やテレビでこのようにクライストチャーチに関するニュースも流れるのだが、北島のロトルアで暮らしていると、実際にクライストチャーチが現在どのような状態になっているのか、正確に把握することはなかなか難しい。
クライストチャーチの人達に聞いてみた。「クライストチャーチは市内中心部はまだ立ち入り禁止区域となっているけれど、私たちの生活は全く地震以前と変わらない日常生活だよ。」と皆さん仰っていた。そして「日本を初め世界の人達は、まだまだクライストチャーチは地震の影響を大きく受けていて、日常生活にも支障をきたしているように思っている人も多い。だから、そんなことはないのだということ、旅行はもちろん、留学に来ても以前と同じように楽しむことができるということを、たくさんの人達に知ってほしい。」と口をそろえていた。
私が参加させていただいたクイーンズタウンでの集まりでは、クライストチャーチの方々はいろんな学校から別々に参加していたにもかかわらず、みんなでおそろいの赤と黒のラグビージャージーを来ており、「Love Christchurch New Zealand」と書いたこちらも赤と黒のバッジをつけて仕事をしていた。私もそのバッチを頂いて、その集まりの間スーツにずっとつけていた。また、クライストチャーチの学校で働いている方のお一人は、「地震という悲しい出来事があったけれど、その後人々の結束が固まったように感じる。」と仰っていた。私も彼等を見ていてそう感じた。
弊社もニュージーランドをベースにしている現地エージェントとして、私個人もニュージーランドに15年近く暮らしている日本人として、クライストチャーチのために何か力になることができれば、と、クライストチャーチの人達に実際にお会いして、その思いを一層強くした。
このブログを読んでいただいている方だけでもせめて、今はクライストチャーチはすっかり元気で、旅行や留学にいらっしゃっても以前と同じように楽しめるのだ、ということを、覚えていてほしい。
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