便利な道具はどこから来たのか

ものすごく便利だと思って使っている道具が、実は便利さゆえの大きな問題を含んでいるということもあるだろう。一つ一つは便利なものだけれど、その後ろには、自分ではコントロールできない力が全てを掌握しているということもあるかもしれない。

便利で安い、あるいは無料のものが目の前にあれば、それを使わないでいることは難しい。でも、その道具はどこから来たのか、自分がその道具を使った結果はどこにどのように影響するのか。それらについても少しは考えてみる必要があるだろう。

どんどん便利になっていく世の中に生きていると容易に持ちがちな、人間の社会はきっとばら色の方向に向かって進んでいるのだろうという漠然とした確信。それが急に覆される時が来ないことを祈る。

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