NZのクラブラグビーの試合

先週の金曜日、イースターのグッドフライデーの祝日だったけれど、クラブラグビーの試合を観に行ってきた。

タウランガを拠点にするRangataua というクラブチームと、ロトルアを拠点にするWhakarewarewa というクラブチームの試合だった。タウランガのRangataua には、数年前にロトルアボーイズハイスクールでラグビー高校留学をしていた日本人選手が所属している。私たちは彼の応援のために、Whakarewarewa のグラウンドに観戦に行った。

その日本人選手は、ロトルアボーイズハイスクールで日本人初の1st XV(一軍)に選ばれ、その後はタウランガのポリテクでスポーツ学を勉強しながらクラブチームでトレーニングをしていた。今はタウランガで仕事をしながら、Rangataua のチームでラグビーをし、昨年はベイオブプレンティ地域のスティーマーズというプロチームのDevelopment (2軍)に選出され、その年のベストバックス賞を受賞した。

そして先週観に行った試合では、チームの中心的な役割を果たしていた。戦況が悪くなるとみんなに声をかけ、試合が止まっている時には個別に選手と話をし、試合の流れを組み立て、ボールを回し、ペナルティーキックでポイントを稼ぎ、80分間最初から最後まで走り回っていた。

試合の後のアフターマッチファンクションにも参加させてもらった。彼は、一緒に観に行った高校留学生の親御さんとも話をしていたのだけれど、「ニュージーランドで一人でそこまでできるのは、どうしてなのか」という親御さんの質問に、「やはり自分の強い意志が必要です」と即答していた。

何人かの高校留学生たちも一緒に観に行ったけれど、彼がわずか数年前には同じ高校留学生だったことも含めて、何かを感じてくれたと思う。ラグビーをしているしていないにかかわらず、自分の強い意志を持って、自分で決めた目標に向かって、一日一日できるだけのことをしていれば、必ず夢は近づいてくる。おそらく彼も、もうだめだ、と思ったこともあっただろう。でも、そのときに、頭をフル回転させて考えて、できるだけのことをやれば、問題は解決に向けて動き出す。

彼と会って話をするといつも、「自分ももっとやれることがあるだろう」と感じるし、何かをやってみようという気持ちになる。

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