満天の星

今、高校留学生のご家族がニュージーランドに滞在していらっしゃる。お会いした時にふと「夜、星を見られましたか?」とお聞きすると「はい、見ました。とてもきれいでした。」とおっしゃっていた。

ニュージーランドではオークランドのシティ中心部など一部を除いて、たいてい夜は星がものすごくきれいに見える。暗いところでは、地平線近くから満天の星が見えるし、天の川もきれいに見える。日本の都会では見られないような星空だ。

ニュージーランドの満天の星を見ると誰もが感動して、「うゎー!」と声を上げるけれど、人が星を見て感動するのは何故なのだろう、と思う。

こんないい方をすると身もふたもないけれど、真っ暗な空に小さな光がたくさん浮かんで見えるだけに過ぎない。それを見てほとんどの人が感動するのは、やはり人間が本能の部分に、星空に心を動かされる何かを持っているのだろうか。あるいは、たくさんの小さな光の向こう側には宇宙があって、実は光の一つ一つも輝いている大きな星であることを無意識のうちに感じ取るのだろうか。

日本の都会で生まれ育って、ニュージーランドの満天の星を見たことがない子ども達でも、それを見たらみんな感動する。ニュージーランドで長い期間留学をする学生達は、毎夜満天の星を見て、人間の本能と無意識で何かを感じながら生活をすることができるだろう。

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