クリスマスツリーは音を鳴らして
先日のこのブログ、「3年半後には海外からたくさんの観光客がやってくる」でも少し書いたけれど、ラグビーワールドカップや東京オリンピック・パラリンピックを開催する国として、ハード、ソフトの面でまだまだ変えていかなければならない部分も多い。
年末に日本にいたとき、駅の近くで白い杖を持った人がいたので、手を貸した。クリスマス前で、駅の近くには高さ2メートルくらいのクリスマスツリーが飾られていた。飾られていた場所は、普段は人が行き来する幅3メートルくらいの通路の真ん中だ。
白い杖を持った人が言った。「クリスマスツリーを飾るのはいいのだけれど、できればツリーから音を鳴らしてほしい。そうすれば、何かがあると気付くことができる。」
いつも、通り慣れている場所に大きなものが置かれていると、目の見えない人にはわからない。言われてみれば、なるほど、音があればまだわかりやすいんだ、と思うけれど、言われてみないとわからない。
もうすぐクリスマスだからツリーが飾られているんだなぁ、と思うと同時に、そこを通るいろんな人達のことを少しだけでも想像する余裕も持たなければ、と思わせる一言だった。
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