自分から時間を使いに行く
UenoT日本では、毎日のように塾に行ったり、クラブ活動をしたり、アルバイトをしたり、友達と町に出かけたりしていた留学生達も、ニュージーランドに留学に来たら、「やることがない」と言う。
放課後の塾はないし、クラブ活動も週に２回くらいだし、スポーツはシーズン制だし、アルバイトもできないし、店も早く閉まるし。留学生達は「暇だ」と言う。
でも忙しくても暇でも、全ての人に平等に、世界中どこにいても、１日は２４時間、１週間は７日間やってくる。
だから、日本で、塾に行ったり、クラブ活動をしたり、アルバイトをしたり、町に出かけたりしていた時間を、ニュージーランドの留学生生活でどう過ごすのか、それを自分で考えて、自分で見つけて、自分でやっていかなければならない。
言い換えれば、日本で誰かから与えられていた時間を、自分に取り戻し、自分で作って行かなければならない。目の前にある何もない時間を、自分でコントロールして使っていかなければならない。
とても大変だ。
留学生が、「やることがない」とか「暇だ」とか言うのは、「誰も何も与えてくれない」ということだろう。
以前にもこのブログでも書いたけれど、留学生活で「やることがない」「暇だ」と感じることは、とてもいいことだと思う。
その、ぽっかりと空いた時間に何をするのか。それを自分で考えて、考えたことをやっていく。誰かが何かを与えてくれるのを待つのではなく、自分から能動的に時間を使っていく。
そんな経験をするチャンスが、留学生活の「暇な」時間の中にある。
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