「多様性と受け入れる」がキーワードな社会で暮らしていくためには
UenoTこのブログでも何度か書いたけれど、これからは「多様性と受け入れる」ということがキーワードである社会にどんどんなっていくだろう。
ポイントは、「多様性があることを理解する」だけではなく、人はひとり一人違う、ということをひとり一人が「受け入れる」という部分で、それは思っている以上に難しい。
人はひとり一人違うということを受け入れるためには、知識が必要だし、受け入れる強さも必要だ。
そして、知識と強さに加えて、「自分が受け入れられた」という経験も必要だと思う。
自分が誰かに理解してもらって、受け入れてもらったという経験を持つ人は、おそらく自分が理解できないと感じる人に対しても、何とか理解して受け入れようとするだろう。たとえ理解できなかったとしてもとりあえず受け入れようとするかもしれない。それは、自分がどこかで誰かに受け入れられた時の、うれしさや幸せを忘れてないからだ。
そして自分が誰かに受け入れられたという経験を持つためには、一度人はひとり一人違うことが前提の社会で暮らし、自分自身が誰かに理解できないと思われ、それでも受け入れようとしてくれたり、実際に受け入れられたりする、そんな環境に身を置くのがいい。
逆に言えば、「みんな同じだね」と言いながら安心して暮らしている社会では、自分と違う人を受け入れるという動機がわかない。だからそこに「異質」だと感じるものが入ってくると、受け入れずに排除しようとする。
「多様性と受け入れる」がポイントとなってくる社会で、いろんな人を受け入れて暮らしていくために、みんな同じで安心している社会を出て、まずは自分が受け入れられるという経験をしてみるのもいいのではないだろうか。
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