留学は自分だけの経験をするところ
弊社では、留学は経験だ、と考えている。
英語力を伸ばすだけなら、日本でもある程度まで伸ばせるだろう。海外の友達を作るのも、今はインターネットを使えば難しくない。
でも、日本を出て、飛行機に乗って、ニュージーランドの空港に到着し、日本と違う匂いを感じ、日本では聞くことのできない音を聞き、ホームステイで文化の違う人達と一緒に暮らし、いろんな国の人達と一緒に授業を受け、時間の使い方も流れる速さも違う生活の中に身を置き、自分ができないことを簡単にやってしまう人に出会い、理解できないことが普通に行われている衝撃を受け、理解されない悲しさを味わい、自分の無力を感じ、逆に自分の能力を確信し、うまくいったりうまくいかなかったりして、日本と違う成長のしかたをする。
そんな「経験」は、実際に海外に留学にきてみないと絶対にできない。
ネットを見ているとたまに、「これだけでわかる留学!」とか「私の経験から教える留学生活!」などという情報が出ている。確かに、ポイントを押さえたわかりやすい情報もあるし、それぞれの人の経験は役に立つこともある。
でも、留学生活での実際の経験は人それぞれ違う。時期や場所、学校やステイ先が違うともちろん経験も違うし、そもそもその経験をする人は、ひとり一人違う人だから、感じ方も考え方も、受ける印象も、リアクションも、何もかも違うだろう。
「これだけでわかる留学」情報ではポイントはわかるかもしれないけれど、実際に留学に来たときの経験とは違う。「私の経験から教える留学生活!」からその人の経験はわかるだろうが、自分の経験はまた違う。
留学は経験だ。事前の情報収集はとても大切だけれど、実際に留学に来たひとり一人がする経験が、たった一つのその人の留学なのだ。
今から留学に来る人は、「自分だけの経験」をするつもりでくるのがいいと思う。
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