人口450万人

ネット上では、「日本という国はもうこれからどんどん悪くなって行く」という情報が増えてきているように感じる。

確かに、高度経済成長期やバブル経済真っ盛りの頃に比べると、国内の経済はよくないし、日本企業に元気があった頃と比べると、他国の企業に追いつかれ追い越されている部分もあるだろう。

また特に、人口の自然減と高齢化がこれからしばらく続くことが予想されていて、国として衰退期を迎えようとしているという意見を、正当化しているようにも思う。

でも、日本を外から見ていると、ネットの情報から感じるほど悲観的な感じはしない。もちろん、また高度経済成長期のような右肩上がりの経済成長期がやってくるとは思わないし、バブル経済復活もないだろう。でも、日本はまだまだ経済大国だし、人口も多いし、大企業もたくさんあるし、優秀な人材も多い。だから、10年後、20年後、50年後でも、日本が今よりも極端に衰退しているなどということはないだろうと、私は思う。

大きな問題の一つとして、日本の人口が減少し、経済が今までのように回らなくなることが取り上げられているけれど、そんなことを言えば、ニュージーランドの人口は450万人程度だ。それでも、他国と比較しても、豊かな国、幸せな国として人々は暮らしているし、教育環境もよく、スポーツや文化の分野でも、他の国々と対等に活動している。そして、世界中から観光客が訪れ、ニュージーランドで暮らしたいと移民してくる人々も後を絶たず、実際に暮らしている人達は、他国に比べても幸福感を感じている人が多い。

ニュージーランドは人口がどんどん増えてきているし、小さい国だからこそいろんな意味で小回りがきく部分もあるけれど、1億人以上の人口を抱える日本が、少しその数が減ったからと言って、ニュージーランドよりも経済の衰退が激しくなる、などということは、考えすぎだと私は思う。

これから優秀な人材が育ち、その人達に活躍の場が与えられれば、日本の将来にそれほど悲観的になることはないと私は思う。

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