正しいか正しくないか、だけではなくて

何かを選んだり、判断したり、決断したりする時、「これで正しいんだろうか?」と考える。

小さなことなら、週末の予定とか、大きなことなら、転職や長期留学とか、そんな時に、「私のこの選択、判断、決断は、果たして、正しいのだろうか?」と自問自答する。

それはそれでいいと思うけれど、どんな時にでも常に「正しいんだろうか?」と考えなくてもいいようにも思う。言い換えれば、何かを選んだり、判断したり、決断したりする時、正しいか正しくないか、という基準を使わなくてもいい。

正しいか正しくないか、という基準を使うと、どうしても、間違っていたらどうしよう?とか、本当に正しいのだろうか?と不安になる。でも、正しいかどうかなんて、選択や判断や決断の時には、確実にはわからないことが多い。

だったら、他の基準を使ってもいいと思う。

例えば、自分が楽しいと感じるか楽しくないと感じるか。何かを選ぶ時に、どれを選んだら自分が一番楽しいと感じるだろうか、ということを基準に選ぶ。何かを判断や決断する時に、この判断や決断の結果、自分は楽しくなるだろうか、と自分自身に問うてみる。

あるいは、単に好きか好きではないか、を基準にする。何かを選ぶ時に、正しいかどうかなど考えずに、どれが一番好きかを基準に選ぶ。何かを判断したり決断する時に、自分がそれを本当に好きなのか、と問うてみる。そして、自分はそれを好きならば、それを選び、またその方向に進んでみる。

その他にも基準はいろいろあるだろう。難しいか難しくないかとか、損か得かとか、わくわくするかわくわくしないかとか、美しいか美しくないかとか、くだらないかくだらなくないかとか。まだまだ他にもあるだろう。

何かを選んだり、判断したり、決断したりする時、正しいか正しくないか、だけを基準にするのではなく、時には、楽しいとか、好きとか、わくわくするとか、そんな基準を使ってみるのも、いいと思う。

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