高校留学で何が変わるのか
昨日のこのブログで、高校留学で英語力をできるだけ伸ばすにはどうすればいいか書いたけれど、長期の高校留学では、英語力が伸びるだけではなく、日本以外の感覚、考え方も身につく。
2月から一年目の留学をした高校留学生が12月に寒い日本に一時帰国した時、ほとんどの人が、半袖短パンで空港に降り立ち、迎えに行ったご家族が驚く。家に戻ってからも、年末だというのに「暑い!」と窓を開ける。一年中、家の中では裸足だし、新聞くらいは裸足で取りに行く。
そんなことをよく聞く。
また、先日、2009年から3年間ロトルアの高校で留学をした学生と日本で会って話をすると、「日本で友達に、KFCに行こう!と言ったら、何それ?と言われたんです」と言っていた。ニュージーランドでは、あのカーネルサンダースのケンタッキーフライドチキンのことをKFCと呼ぶのだけれど、日本ではケンタ、というのだそうだ。
そういう一見してわかることはもちろん、留学生活も2年、3年、4年と長くなってくると、目に見えない部分、考え方とか感じ方とか、根本的な部分も、日本の人達と少しずつ変わってくる。
自分の意見を比較的はっきりと言う。場の空気を読まない。イエスとノーを明確に表現する。友達とつるまず一人でも平気で行動する。周りを見て自分の言動や行動を変えない。人との違いを気にしない。など。
人によって違いはあるけれど、日本にいる同年代の他の人とは少し違う感覚、考え方を持つようになる。
そして、英語力もそうだけれど、10代で一度身についたそういった感覚や考え方は、歳をとっても簡単には変わらない。
そこが、10代で長期で海外に留学するアドバンテージでもあり、また、それを自覚しながら世界中で活かして行ける部分でもあるだろう。
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