複数の言語を理解できれば重要な判断が変わるかもしれない

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で、世界の様々な国や地域の出来事が、直接自分の生活に影響を与えることを実感していらっしゃる方も多いだろう。

そして日本やニュージーランドにも、いろんな国からいろんなニュースが飛び込んでくる。それらの情報は中国語であったり、韓国語であったり、フランス語、ドイツ語、イタリア語、そして英語など いろいろな言語だ。

ただ、日本でそれらの情報に触れる時は、ほとんどの方は日本語に翻訳された情報を受け取るだろうし、ニュージーランドでは英語で受け取る。

でもその日本語や英語に翻訳された情報が、本当にもとの言語の情報を正しく伝えているのか、全体のニュアンスを正しく伝えているのか、もとの言語を理解できないとわからない。

刻一刻と最新の情報が世界中から入ってくる中で、それらをきちんと選択して収集し、それをもとに、自分で考えて判断して行動するためには、一つの言語の情報だけしか収集できないのは、重要な判断をする時に大きな影響を与えるだろうし、複数の言語の情報を収集して判断している人と、行動は違ってくるだろう。

グローバル化した社会だからこそ、今回の新型コロナウイルスが世界中に一気に広がった。 そしてグローバル化した社会では、様々な言語で同時にいろんな情報が発信される。

リスクをマネージメントする観点からも、我々は世界中からの情報を受け取って、自分できちんと考えて判断して行動することが強く求められている。

そうであるならばやはり、最新で正確な一次情報を自分で収集して理解できる能力が、本来なら必要だろう。

だったら、第一言語に加えて、最低でももう一つか二つの言語の情報を、きちんと自分で理解するスキルは身につけておくのが、自分や家族、友達の生命を守ることにもつながるのではないだろうか。そんなことを、今回のコロナウイルスの世界的な急激な感染拡大で考えた。

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