英語は波風を立ててうまくなれ
留学を始めた時、英語がほとんどできないという人も多い。
高校でも、語学学校でも、ステイ先でも、周りの人が何を言っているのかわからないし、自分の言いたいことを伝えることもできない。
でも3ヵ月ほどすると、友達や先生の言っていることはだんだん聞き取れるようになってくるし、6ヵ月もすると、自分の言いたいことをなんとか伝えることができるようになってくる。
でも、まだまだ「今、何言ったの?」とか「君の言っていることはわからない」と言われたり、何度同じことを伝えようとしても伝わらず、相手もあきらめ顔になって話が続かなかったり、そんな経験を毎日のようにする。
すると、だんだん英語で話すことが面倒くさくなってきて、何かを伝えようと思っても、最初から英語で話すことをやめてしまったり、適当に相手の言ったことに相槌をうったりして、英語での会話の中に積極的に入っていこうとしなくなる。
誰もが一度は通る道だ。
何語で話をしていても、一生懸命伝えようとするにはエネルギーがいるし、何度も何度も繰り返し話したり、何度も何度も聞き返されたりすると、周りの人は嫌になるだろうと思ってしまう。
コミュニケーションにはできるだけ波風を立てたくないのだ。
でも、そうやって波風を立てることを避けていると、英語を使う機会が減って、英語力が伸びず、ますます英語を使うことが嫌になって、日本語環境に閉じこもってしまう。
もし留学して英語力を伸ばそうと思うのなら、周りの人に嫌がられても、うっとうしがられても、何度も何度も言いたいことを伝え、何度も何度も聞き返されることが必要なのだ。
英語力は、自分からコミュニケーションの中に波風を立てることでうまくなる。
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