アラートレベル2でのラグビーはどうなっているのか?

NZでは、先週の木曜日の5月14日からアラートレベルがLevel 2になり、昨日月曜日から学校も再開された。

ショッピングモールも開き、レストランやカフェもオープンし、多くの人が仕事場に戻った。

では、ラグビー王国でのラグビーの練習や試合はどうなっているのだろうか。

アラートレベルがLevel 2の時の指針をニュージーランド政府が発表した後、Sports New Zealand という組織がそれに基づいたスポーツ全体の指針を発表。その後、Rugby New Zealand がラグビーに関するガイドラインを作ってアナウンスした。

それによると、アラートレベルがLevel 2の時のラグビーの練習や試合は、以下のように、3つの段階に分かれている。

フェイズ1
今日現在はこのフェイズ1だ。この段階はまだチームトレーニングはできない。なぜなら現時点でのLevel 2では、最大10人までしかまとまって行動できないからだ。 ラグビートレーニングに向けて準備をする時期で、衛生管理が適切に行われる準備ができているのか、コンタクトトレーシングができる準備が整っているか、などを確認する段階だ。

フェイズ2
この段階になると、Rugby New Zealand のガイドラインに沿った形で、プレシーズンのチームトレーニングができるようになる。

フェイズ3
この段階になると、試合ができるようになる。

政府が発表した、現在最大10人とされている、一度に集まれる人数は、来週月曜日5月25日には再度見直される。その数が、50人や100人などになれば、フェイズが進み、 6月20日からラグビーの大会がスタートする予定だ。 おそらくジュニアラグビーから、高校生、大人のクラブチームまで、同じ基準で行われると思う。

今日から学校が再開されるけれど、全国どこの高校のラグビー部も、この基準にきちんと沿った形で運営される。各学校、各チームでの行動指針も作られているだろう。

もちろん実際にやってみると分からないことも出てくる。そういう場合はまずは、Rugby New Zealandの指針を確認をし、それでもわからなければSports New Zealandの指針にあたり、それでもわからなければ、政府の指針を確認することになる。それぞれの組織が一つ上の組織のルールに従って具体的にガイドラインを定めているので、一貫性がありとてもわかりやすいし、現場が自分で判断して動ける範囲も、おのずからある程度決まってくる。

新型コロナウイルスの感染の拡大がこれからどのようになるのか、まだ予断は許さない。けれど、Rugby New Zealandのガイドラインを見る限りでは、もし来週月曜日に一度に集まれる最大人数が緩和されると、早ければ6月20日から、ニュージーランド全国で、ジュニアラグビー、高校ラグビー、そしてクラブラグビーの試合が始まるだろう。

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