セピア色の今日の生活
卒業して何十年経ってからでも、自分が高校生の時のことをふと思い出すことが、誰にでもあると思う。
そう考えると、高校時代の1年間から5年間などニュージーランドの高校で過ごした人達が、大人になって思い出すのは、ニュージーランドでの高校生活だ。日本の高校とは全く違う環境で、ニュージーランドの人の家や学校の寮で暮らしながら、ニュージーランドの授業を受け、ニュージーランドの友達と遊び、ニュージーランドの街でショッピングをして、スポーツやアートに精を出し、泣いたり、笑ったり、びっくりしたり、感動したり、怒ったり、しょんぼりしたり、人を好きになったり、嫌いになったり、壁にぶち当たったり、乗り越えたり。そんな、甘くて、すっぱくて、苦くて、しょっぱくて、辛い思い出を思い出すのだろう。
今ニュージーランドで高校生活を送っている留学生達には、10年後、20年後、30年後に、今のニュージーランドでの高校生活を、懐かしくて、そしていい思い出として思い出してほしい、と心から願っている。そして、留学生達が30年後に思い出すセピア色の今日の生活が、「あの時は本当によかったなぁ」という気持ちで思い出せるように、私たちができることをしていきたいと思う。
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