I'm very proud of you
日本とニュージーランドの子育てはかなり違うと思う。
いろんな違いはあるけれど、親が他人の前で子どもを褒める、というのも大きな違いの一つだろう。
赤ん坊を抱いているお父さんお母さんに、「かわいらしい赤ちゃんだね!」と言うと、「そうなんです!かわいいでしょう!」という言葉が必ず返ってくる。高校留学生のラグビーの試合を観に行って、チームメイトの親御さんに、「あなたの息子さんは、すごくいいプレーをするね!」と言うと、「そうでしょう!先日の試合でも、もっといいプレーをしたんですよ!」と目をきらきらさせて話をしてくれる。
日本の感覚だとかなり戸惑うけれど、何年もするとすっかりと慣れて、自分の子どもが褒められたときでも、「そうなんですよ!」と抵抗なく言えるようになってくる。
褒めたり褒められたときに思いっきり肯定するだけではなくて、親が自分の子どもを他人の前で直接褒めるのも、あたりまえの光景だ。
特に、「I'm very proud of you.」(私はあなたをとても誇りに思う=すごいと思う)と言葉ではっきりと伝えることも多い。言われた子どもはみんなとてもうれしそうな顔をする。
日本の文化を身に付けている私は、やはりいまだに自分の子どもが褒められた時に思い切り肯定したり自分の子どもを人前で褒めるのは、少し違和感を感じることもあるけれど、I'm very proud of you というのは、親が子どもに直接かける言葉としては、とてもいい言葉だと思う。
これから日本でも、I'm very proud of you と自分の子どもに直接伝える親御さんも少しずつ増えていくかもしれない。
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