何だその発音
高校留学生でも語学留学生でも「人前で英語を話すのが恥ずかしい」という人がたまにいる。
よく聞いてみると、現地の高校生や他国から来た同じ語学留学生の前で英語を話すのはいいけれど、日本人の前では英語を話したくない、という。発音や文法の間違いを指摘されて笑われるのではないかと思うと、英語を話すことをどうしてもためらってしまうそうだ。
気持ちはよくわかる。勇気を出してつたない英語をなんとか使ってコミュニケーションを取っている時に、「何だその発音」とか「そこはis じゃなくてwas だろう」などと指摘されると、とても恥ずかしくなる。そしてもうその人の前で英語を話すのはやめようと思う。
でも、英語を話すのをやめてしまうと、英語力はなかなか伸びない。恥ずかしい思いをすることを避けようとすると、英語を使うチャンスがどんどん少なくなっていく。
そもそも、人の英語の発音や文法の間違いをみんながいるところで指摘する人間がダメなのだ。ほんとうにその人のことを考えて英語力を伸ばすために指摘をするのであれば、後でこっそりとそれなりのタイミングで適切な言葉で伝えるべきだろう。人が英語を一所懸命話している時に、他の人の前で間違いを指摘する必要は全くない。
留学して、最初は全く英語ができないところから、恥ずかしい思いもたくさんして、でも頑張って英語力を伸ばしてきた人は、他の人の英語の間違いを指摘したりしないだろう。そんなことをされると、どれ程恥ずかしい思いをするか、どれほどモチベーションが下がるか、わかっているからだ。
英語力はどんどん使うことで伸びていく。誰かに間違いを指摘されることを恥ずかしがらずに、間違ってもいいので思い切って使えばいい。
間違いをみんなの前で指摘する人のことなどほっておけばいいのだ。そんな人は、みんなどんな思いをして英語力を伸ばしているのか何もわかっていないのだから。そんなダメな人のことよりも、自分の英語力を伸ばすことにフォーカスして、どんどん話をして、どんどん間違って、どんどんうまくなっていけばいいのだ。
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