ランク付けのないNZの高校
高校留学のお問い合わせでもたまにご質問を頂くけれど、ニュージーランドの高校への入学は、多くの高校で入学試験は基本的にはない。
それは留学生も現地学生も同様だ。
オークランドやクライストチャーチなどの大きな都市ではスクールゾーンが決まっているけれど、ゾーン内の学校に行く場合は、特別な場合を除きほとんど希望する学校に入ることができる。
これは、日本のように、各高校が偏差値によってランク付けされていないことを意味する。
もちろん、高校の中には伝統校もあり、多くの人が希望をして様々な方法で選抜を行う学校もあるけれど、だからと言って、各高校に一つの偏差値が付されていて、それによって学区内の、あるいは全国の高校がランク付けされているわけではない。
高校生の目線で言えば、自分が入学して在籍している高校が偏差値によってランク付けされている日本の高校と、そうでないニュージーランドの高校とでは、在籍している生徒の気持ちに違いがあるように思う。
例えば、自分の高校が偏差値45ですよと言われると、自分の評価も45のように感じてしまったり、60の偏差値の高校の生徒と自分とでは、人としてランクが違うと無意識に感じる人もいるだろう。
でもニュージーランドの高校のようにランク付けがない場合は、自分が選び自分が通う高校と、他校やそこの生徒とを数値で比較したりしない。だから、大げさに言えば、自分の学校に対して生徒自身が、他校と比較することなく、無限の可能性を感じることができる。
自分が通う学校が他校と比較して偏差値でランク付けされていることによる、無意識での影響というのが、日本にはあるのではないだろうか。
それが嫌な人は、明確な数値でのランク付けのないニュージーランドの高校に留学するのも、一つの方法だろう。
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