みんなが幸せになるために
弊社の中学高校留学生達には、年度の初めにゴールセッティングをしてもらっている。
留学生がそれぞれ長期短期のゴールを考えて、私達と一緒に話をしたあと、決めたゴールに向かって毎日留学生活を送る。
また、Year 13になると、留学後の進路の相談やサポートも行っている。情報収集から大学出願準備、試験対策まで一緒にやる。
将来のことを考える時、あるいは人生の岐路に立つとき、みんな自分の未来の姿を想像する。そこには、今考える自分の理想の将来像が見えているだろう。
私は、中学高校生くらいの年齢なら、長期のゴールは実現が難しいくらい高くてもいいと思う。「今の私はこれくらいしかできないから、将来もそこそこのゴールでいい」というのではなく、「誰が見ても難しいだろう」くらいのゴールを設定してみる。そしてそのゴールに到達するために今何をするのか、何ができるのかを考える。その作業は決して無駄にはならない。
そして私が最近思うのは、長期のゴールの中に、「人が幸せになる」「人のために働く」「人のために動く」という視点を入れてみるのもいいのではないかということだ。
中学高校留学生の将来のゴールは、「プロラグビー選手になる」「起業してビジネスを大きくする」「世界中で活躍する」なども多いけれど、そこはまだ「自分がこうしたい」「自分がこのくらいの収入を得たい」という「自分の視点」が中心だ。
でもそこに「プロのラグビー選手になって、見ている人を楽しませたり元気づけたりする」とか「自分のビジネスを立ち上げて、そのビジネスで世界から貧困をなくす」とか「世界中を飛び回って、教育を受けられない人達にその機会を作る」などという、「誰かのため」という視点を持ってみてもいいと思う。
大げさに言えば、自分の力で、世界という範囲で、人々の幸せの度数を上げることをゴールの一つにする。「人々」の中には、もちろん自分自身も自分の家族も入れる。
理想にすぎないとか、現実的ではないとか、甘いとか、そんなご意見もあるだろう。でも、中学高校生が遠い将来の自分の姿を想像したときに、「人が幸せになる」とか「人のために働く」とか「人のために動く」という視点でもなんとなくイメージを持つことができると、今日の行動も変わってくると思うのだ。
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今年もこのブログをご覧頂きありがとうございました。
今年のブログはこれで終わりです。
来年2019年は1月末ころからまた書き始めたいと思っています。
来年もよろしくお願いいたします。
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