日常になった留学生活にはゴール設定が必要

中学高校留学生を見ていると、みんな日本とは違う成長の仕方をする。

日本とは環境が大きく変わるからだろう。毎日暮す場所が変わり、毎日一緒に過ごす人が変わり、毎日の時間の使い方が変わる。

場所と人と時間の3つが変わると、人は変わる。留学で日本以外の国で暮し、日本では絶対に出会わない人と一緒に過ごし、日本とは異なる時間の流れの中に身を置く。そうして、留学生達は日本とは違う成長の仕方をする。

でも、留学生活が2年、3年、4年となっていくうちに、今度は留学生活がデフォルトの生活になってくる。日本とは違う環境だったのが、あたりまえの環境になってくる。

そうすると、留学生活を始めた時のような急激な成長の仕方はしなくなってくる。留学生活が日常生活になるのだ。

そんな時に求められるのは、やはり長期短期のゴール設定だと思う。

ゴールを設定することで、今現在の留学生活を客観的に見る視点ができ、今の留学生活が終わった後のことを具体的に考ることができる。そしてそれら「現在」と「未来」の二つを同時に俯瞰的に見る高い視点も生まれる。

弊社では長期の中学高校留学生達には、年度の初めにゴールセッティングをやってもらっている。それは、留学生活が日常生活になった後でも、日本とは違う成長の仕方を続けてもらう一つのツールとしても役立っていると思う。

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