学校の勉強ができる人が頭がいいとは限らない
この人は頭がいいなぁ、と感じる留学生達がいる。
それは学校の成績とはほとんど関係がない。
私達が頭がいいなぁと感じる留学生は、まず視野が広いこと。あるいは、客観的にものを見ていること。人の立場で話ができること。人のために動けること。自分の考えを持っていたり、まずは自分で考えようとすること。そんなことができる人だ。
視野が広いというのは、自分の周りのことだけではなく、友達や家族、チームメイトやコーチ、先生やホストファミリー、ニュージーランドや日本、そして世界など、そんなことが見えている、あるいは見ようとしていることだ。一言で言えば、抽象度が高い。
客観的にものを見ているというのは、自分が考えていることや感じていることを時には批判的に見たり、感情を排して事実を見ようとしていることだ。
人の立場で話ができるというのは、異なる考えや感じ方を持った人がいることを前提に、自分がその人だとしたらどう感じ、どう考えるのか、そんな立場に立とうとすることだ。
人のために動けるというのは、自分の時間やエネルギー、お金などを人のために使うことだ。
自分の考えを持っていたり自分で考えようとするというのは、人の意見も参考にしながらも、自分はこう思う、ということをしっかりと持ってそれを表明し、その考えに基づいて行動したり行動しようとすることだ。
これらを全て兼ね備えた人はなかなかいないけれど、中学高校留学生の中には、こんなことができる人もいる。そんな人は、たとえ学校の成績が悪くても、周囲の人達から高く評価されているし、私達も、すごい留学生だなぁと思う。
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